雑誌や本をゴミとして処分する時の正しい出し方とは
日常生活の中で出るゴミは種類によって出し方が異なります。雑誌や本は紙で作られているという理由で燃えるゴミとして出してしまう人も少なくありません。雑誌や本は回収後に再び別の形で再利用することができるため、資源ゴミとして出さすことが義務付けられています。ただし、雑誌はそのままの状態で出してしまうとバラバラになってしまい回収に時間と手間が掛かってしまうので紐で縛るのが基本です。
縛る時に使用する紐については特に指定はないので市販されているビニール紐を使用しても問題ありません。紐を使った縛り方はいくつかありますが、初心者でも簡単にできるのが十字結びです。一般的な垂直に一周させてからクロスさせるやり方が苦手な人は予め床に十字の形で紐を置いてその上に本を置く手順を踏むと簡単にできます。雑誌や本は量が多くなるほど重量がかさんでいくため、十字結びでは持ち上げた時に切れてしまうケースも珍しくありません。耐久性を重視したいという人に最適となるのがかます結びです。手順は十字結びと変わりはありませんが、紐を巻く回数を二重、三重にすることで耐久性がアップするのが特徴になります。かます結びであれば数kg近い重量でも切れる心配がないのでまとめて出す時でも安心です。
処分するにあたって事前に行わなければいけない作業があります。その一つが状態のチェックです。前述したように雑誌や本類は回収後に再利用されますが、油など匂いの強いものが付着していると再生することができません。こうした著しく汚れた雑誌類は紐で縛って指定された曜日に収集場所に置いても回収してもらえないため燃えるゴミとなります。まとめて出す時は縛る前に1つずつ問題ないかチェックをしなければいけません。そのほか見落としがちなのが付録などの付属品です。自分に必要ないという理由で付録を未開封のまま処分してしまう人もいます。本体以外は資源の対象外となるので予め取り除いておくことが大切です。